おすすめスポット

ここは、あえて三か所だけ紹介したい。はるばる石垣島まで来たのだから、離島まで足をのばして欲しいのだ。なぜなら固有な自然が残っており、新たな日本を堪能できると考えるからだ。


竹富島
石垣島から船で10分程度で行ける小さな島です。コイドイビーチの砂浜の白さと海の青さは絶景です。

西表島
八重山諸島で最大面積を誇る西表島。しかし、人口は4000人と少ないです。一言で言うと「ジャングル」です。亜熱帯独特の植物が生い茂り、本当に日本かと疑問が湧いてきます。

米原キャンプ場
石垣島にあるビーチです。景観度では竹富島のコイドイビーチに劣ります。しかしここの海中が左写真のように、サンゴ群が広がっています。浅瀬でサンゴが楽しめるので、子供連れの家族などに最適です。石垣島は多数のビーチが存在しますが、島民の殆どがこの米原ビーチに行きます。おすすめですよ。


おすすめ食べ処&食べ物

マクドナルド(マックと略します)
既にご存じのメガ・ファストチェーン店です。ここはおすすめと言うよりは、石垣住民がマックに対して持っている熱い思いを伝えたいと思います。
日本最南端のマックが2007年12月14日に石垣島にオープンしました。
開店以前でも、石垣島で放送されるテレビCMには普通にマックの広告が流れていました。ハッピーセットであったり、100円マック等、魅力的な商品が発表される中、島民は指を加えてブラウン管を眺めるしかなかったのです。
これは有名な話ですが、石垣島行きの飛行機内がハンバーガーの匂いで充満するそうです。そう、答えは石垣島に帰省する人が家族や親戚の方々にマックを買うのです。
私も例外にもれず、兄が帰省する際にマックを頼んだ一人です。目の前に差し出された時、バンがフニャフニャになったハンバーガーと、しなったポテト食べながら、「うんめぇ〜」っと連呼した記憶があります。マックが石垣島に来るニュースを聞き、島民がもろてを挙げて喜んだのは言うまでもありません。
なんと開店当日は行列ができ、数時間待ちだったそうです。その石垣島の熱い思いがこもっているマックに、時間があれば是非よってみてください。

焼肉金城
巷で話題の石垣牛専門店。毎月1日は焼き肉全額半額になります。時間があれば、是非に石垣牛を堪能してください。これを言ったら怒られるかもしれませんが、味は普通です。しかしこの毎月1日に実施される石垣牛半額サービスの太っ腹さが、焼肉金城を有名たらしめる所以かもしれません

マーミヤかまぼこ
現代は創業者の息子が社長です。若い時、バックパックを担ぎ世界一周をしたそうです。型にはまらず自由に生きてきた経験が、新発売のカマボコを連発する要因になっているかもしれません。因みに社長の息子が私の同級生です。 ジューシーをカマボコで包んだ、その名もジューシーカマボコ。素晴らしい発想だとは思いませんか?絶品です。
http://www.marmiya.com/

かみやーき小(小=ぐぁ〜、と読みます)
私が学生の時にアルバイトでお世話になったお店です。石垣島でも1、2を争うカマボコ有名店です。工場内では平均年齢70代のおば〜が心を込めて伝統的な石垣カマボコを毎日製造しています。どちらかと言うと、保守的なお店で伝統の味を守り続けています。食べると家庭的な味がして、「ホッ」っと心が和みます。 http://www13.ocn.ne.jp/~kamiyaki/index.html

ゲンキクール
これは石垣島でしか売っていない飲み物です。ビギンがTBSの、はなまるマーケットにゲスト出演した際に、朝のおめざで紹介した飲み物です。味は乳酸菌飲料の味がします。栄養があるかは定かではありませんが、島に根付いた飲み物です。


おすすめ行事

アンガマー
旧盆(旧暦の7月13〜15日)になると、石垣市街地で、三味線や人々の笑い声が空に向かって響く。ウシュマイ(翁)とンミー(姥)が、ファーマー(子孫)と呼ばれる花子たちを引き連れてグソー(あの世)から現世に現れ新盆を迎える家々などを訪問。珍問答や踊りなどで祖先の霊を供養する地域行事である。

霊の供養と書いてあるが、決して厳かな雰囲気ではない。笑いの絶えない、明るい先祖供養になる。ウシュマイとンミーの顔が既に物語っていると思いませんか?ウシュマイとンミーは裏声で会話をする。私たち(この世人)も、彼らに対しての質問が許されているが、それは裏声でなければならない。内容は「どうやってグソーから来たの?」であったり「好物はなんですか?」などざっくばらんである。答えは「車で来た」や「ピザ」等々、もうなんでもありである。

ファーマーの格好もユニークだ。花笠をかぶり、顔はタオルで覆い隠し、更にはサングラスをかけてるのだ。どう考えても、最近とりいれたアイテムである。伝統文化とサングラスの組み合わせには違和感を覚える。しかしこの謎めいていて完全防備の下にはどのような顔があるのだろうと想像は膨らむ。又、こうまでも顔を隠す理由はなんだろう?と疑問も残る。

アンガマーの起源や名前の由来は未だに不明である。それは口頭伝承によって代々受け継がれてきたが故の短所である。情報が間接的に伝わっており正確性に欠けるのだ。50年後のアンガマーは現在と同じ形式で受け継がれるのだろうかと、ふと疑問に思った。しかし、良いものや便利な物は取り入れ独自の文化にしてしまう、正に沖縄チャンプルー文化と言われる所以かもしれない。

これらの行事は地域青年会によって守られており、私の友達も過去に一度ウシュマイを演じた。話を聞くと、シラフではとても恥ずかしくて、演じられないそうだ。家々を訪れる前に泡盛でかんぱ〜い!と酔っぱらって勢いをつけて、いざ出陣である。

総括すると、何でもありの行事に思える。しかし、先祖供養が根幹にあり。グソーでこちらの心配をすることが無いように、私達は明るく振る舞う。この世人とあの世人が共に笑顔で時を過ごすのだ。なんとも素敵でニュニークな行事だとは思いませんか。


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