ベートーヴェンの音楽　♪♪♪

　　　ベートーヴェンの音楽が、ずば抜けて素晴らしいものであることは、
　　　誰もが認めるところです。

　　　その音楽に影響を与えたものは、第一に両親であり、家族であり、
　　　故郷ボンの自然風土である、と私は考えます。ここが原点。
　　　誰もが故郷をもち、ほとんどの人々が家族を持ち、・・・その点
　　　では変わらないのではないか、とも言えます。

　　　しかしそうであっても、そこから受ける影響、そこに寄せる思いは
　　　必然的に異なります。

　　　でもなぜ、彼、ベートーヴェンは、かくも偉大な音楽の創造に成功
　　　したのでしょう？

　音楽と心の恩師　♪♪♪

　　　彼の音楽には、通常の音楽的創造とは異なるある秘密が存在します。
　　　私は学問としての音楽については、まったく知識がありません。
　　　しかしなぜか、わかります。同じ曲を、100回単位で聴いたからでしょうか？

　　　ベートーヴェンの人と音楽に最も大きな影響を与えた人物は、宮廷オルガニスト
　　　ネーフェ（1748-1798）ではないでしょうか。

　　　彼は、ベートーヴェンに瞑想の大切さを教え、想像が創造であり、他の作曲家
　　　ではなく、自然の中にこそ学べ、と教えたそうです。

　　　宮廷で音楽を教える立場で、まだ幼い門下生に対し、これを言った（教えた）という
　　　ことは、ネーフェ自らが偉大な天才（人）であったことを証明しています！！

　　　私は深く、感動し、深く感謝したいと思います！
　　　ネーフェに愛をこめて・・・

　音楽の魅力１　♪♪♪

　　　音楽の魅力については、とても語りつくせません！！
　　　ぜひ、皆さんご自身であらためてお聴きになられてください。

　　　それでもベートーヴェンの音楽は、独特です。スペシャルです。
　　　それはベートーヴェンを通って流れ出す、私たちの想像を超える見えない力、
　　　何ものかである、としか言えません。

　　　ベートーヴェンは、その何ものかを自身の音楽に引き寄せ、また、限りなく
　　　近づけていったのですね。
　　　すると、それは彼が楽想を練る時にはいつも、音楽に浸透し、寄り添うように
　　　なったのだ、私はそう考えます。

　音楽の魅力２　♪♪♪

　　　……やさしさ、……力、愛、……悲しみ、喜び、痛み、

　　　……しかし、なによりもいちばんの特異点は、姿を変えた、《愛の躍動≫
　　　でしょう！　決して悲しみにだけはとどまらず、はるか高く歓びに舞い上
　　　がってはふたたび低空から天空を見据えて……、

　　　でもでも、音楽が低音部で世界を動かすように震える時、高音部で響き渡る時、
　　　分かちがたく溶け合う時、な・ん・と・も・見事ですね！！

　　　ベトちゃん、大好き！

　

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