Letter From Editor Norimas Inanobe

沖縄にもテレビ政治時代の『討論番組』を!

 

今年3月18日には、日本一早い八重山の海びらきのイベントが、日本最西端の与那国島、久部良のナーマ浜で開催された。   4月15日は感動の第28回全日本トライアスロン宮古島大会が開催され、宮古島全域をステージに、人間の限界を競うスイム3q、バイク155q、ラン42.195qの計200.195qの距離で競われた。   宮古島から那覇に帰って3日間ぐらいすると、今度は八重山、石垣島トライアスロン大会だ。距離はオリンピックディスタンスでスイム1.5q、バイク40q、ラン10qで、そのスピードは全く速く、さすがワールドカップ大会だ。また大会はエイジ・リレー部門なども行われた。  トライアスロン大会が終わると、ゴールデンウィークであり、5月3日からは那覇ハーリー大会が那覇市の新港ふ頭で開催された。今年は特に晴天に恵まれ、青い海をハーリー船の櫂をニーセターが力強く漕ぐ。
   3月31日(土)の午後、那覇市新都心の沖縄県立博物館・美術館の博物館講座室で、編集子が所属する、政策研究提言団体、一般社団法人・万国津梁機構の定期講演会がスタートし、第1回講演会が開催された。講演会は仲里嘉彦同機構理事長の「理事長あいさつ、復帰40年の検証と新振興計画への展望、万国津梁機構の22事業計画の概要説明」、太田範雄・同機構顧問の「航空機メンテナンス基地誘致のこれまでの取り組みを踏まえ、2012年からスタートする新振興開発計画への位置づけ」、西田健次郎・同機構顧問の「2021年県目標の観光客1,000万人体制にはカジノ誘致が絶対条件」、そして最後に同理事の編集子が「復帰以降の沖縄観光の歩みと第5次沖縄県観光振興基本計画の概要について」。  第2回講演会は4月28日に開催され、第3回講演会は6月23日に同会場で開催される。読者の皆さま、是非、ご参加を。入場は無料。    最後に、6月1日から沖縄県議会議員の選挙が始まり、10日は投票日。普天間基地の移設問題、経済振興と失業問題、中小企業や観光やITなどの人材の育成、県内の官民格差や所得格差、社会保障や福祉、平和と文化、経済と暮らしなどについて、その代表を決める大事な選挙。是非、投票所に。
 それといつも思うことだが、県議会議員がどういう活動をこの4年やってきたのかということだが、新聞やチラシなどを読めば少しはわかるのだが、「テレビ政治」の時代といわれている今日、日曜日の朝には特に、フジテレビの「新報道2001」、NHKの「国会討論会」、 QABの「サンデープロジェクト」があり、編集子も楽しみにして、政治や経済の勉強をしているが、沖縄には、地方主権、地方分権の時代と言われている今日、『政治討論番組』が全くないというのは、重大な問題だ。テレビの再放送は特に最近は増えているので、テレビ局はやる気さえあれば出来ると思う。民主主義は「県民が主役」であるべきだ。  テレビはリアルで、分かり易いというのが特徴。県民に県民の代表である県議会議員や政党の活動について、その考え方を知ることができる「政治討論番組」を、是非実施してもらいたいと思う。  そしてそれをやっていくのがマスコミの使命であり役割、責任だと思うが、沖縄のテレビ局はどう考えているのか、尋ねたいと思う。