アスリートと食事
子供達のサッカーに関する能力は、食を通じてサポートすることができます。
食事で日ごろのトレーニングの効果を最大限に引き出すことが可能になり、スポーツをする上で一番のリスクである「体調を崩さないこと、けがをしないこと」を食事のサポートでリスク軽減を図ることができます。
トレーニングの効果を試合で十分発揮するためには「基礎体力」を備えた身体が必要で、トレーニング・食事・休養のバランスでよりよい効果が期待できます。
「食」を間違えたときのリスク例として、
手軽な食品で済ませる、食事抜き
↓
偏った食事による栄養不足
↓
疲労回復の遅れ
↓
食欲不振・集中力の低下・けがをしやすい
パフォーマンスの低下 を招いてしまいます。
食事はすぐには効果は現れないので、日ごろのトレーニングの効果を最大限に活かすため、食事も真剣に取り組む必要があります。
普段の食事
体に必要な5大栄養素をすべて摂ります。
主食、おかず、野菜、果物、乳製品の5つをそろえる食事法です。
<5大栄養素のはたらき>
- 炭水化物…エネルギー源
- 脂質…エネルギー源、カラダづくり
- たんぱく質…カラダづくり
- ミネラル…カラダづくり、体調を整える
- ビタミン…体調を整える
試合前の食事
試合3日前から炭水化物中心の食事へ切り替えます。(カーボ・ローリング法)
ビタミン・ミネラルは摂取します。
<たくさん食べて欲しいもの>
- 主食…ごはん、パン、うどん、そば、パスタ、お餅 など
- 果物…みかん、いちご、キウイ、果汁100%オレンジジュース など
- 脂質が多く消化に時間のかかるもの…天ぷらやカツなどの揚げ物、こってりソースの料理、生クリーム・バター・マヨネーズをたっぷり使った料理 など
- 生もの…刺身 など
- 食物繊維の多い根菜類…ごぼうやサツマイモ など
試合当日の食事
<試合開始までの時間と食べ物の関係>
- 3~4時間前…炭水化物中心の食事
(おにぎり、かすてら、はちみつトースト など) - 1時間前…消化の早いもの(バナナ、ゼリー など)
- 30分前…消化の早いもの(エネルギードリンク、飴 など)
- 例1…果汁100%オレンジジュース+ハムやチーズのサンドイッチ
- 例2…バナナ+牛乳
- 例3…おにぎり+プロテイン